<< June 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
SELECTED ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
SEARCH
<< 英語教材としての国旗の教育 | main | 木の家に住み始める >>

スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

2008.02.25 Monday  | - | - | - | 

中国の策略:米国名門大学にアイリス・チャン像

 いわゆる「南京事件」に関するドキュメンタリー映画がハリウッドで公開予定、というとんでもないニュースを先日聞いたかと思ったら、またもや日米の離間促進を目論む中国の対日批判活動である。平成19年2月20日付の産経新聞に「なぜ米名門大にアイリス・チャン像」という見出しがあった。
以下、同紙からの抜粋。

 1937年(昭和12年)の南京事件を描き、多くに資料誤用が指摘された「レイプ・オブ・南京」の著者アイリス・チャン氏(故人)の胸像が、米カリフォルニア州の名門スタンフォード大学に寄贈された。贈ったのは人権、歴史問題で対外宣伝工作にあたる中国の組織「中国人権発展基金会」。30万人の大虐殺を掲げた南京の事件記念館に置かれているチャン氏像とまったく同じもので、寄贈の意図をうかがわせている。(中略)
対外宣伝関係の古参幹部で基金会の常務副会長を務める楊正泉氏は05年9月付の文書で、チャン氏像を南京の記念館とスタンフォード大に寄贈する決定(04年12月)を明らかにしていた。
この文書の中で楊氏は「レイプ・オブ・南京」が全米でベストセラーになった宣伝効果を絶賛した。過去の対日歴史批判が「欧米など第三国への宣伝を重視しなかった」ことで「日本政府に国際的な圧力を感じさせられなかった」と反省している。こうした文言から、チャン氏像の寄贈が、米国を巻き込んだ対日批判活動の象徴であることが浮かび上がってくる。

 アメリカではどのようにこのニュースが報じられているのかと思い調べてみたところ、まず最初に「Chinese in Vancouver」というカナダの中国人向け新聞の記事を見つけた。“Iris Chang's statue unveiled at Stanford University”(アイリス・チャンの銅像、スタンフォード大学でベールを脱ぐ)という見出し付きだ。以下、同紙記事抜粋拙訳。

 「これは、日本の戦争犯罪を世に知らしめることに尽力したアイリス・チャンの勇気と献身に対する表彰と感謝の印です」と母ユンユン・チャンは語る。(中略)
1937年の南京大虐殺において、まず侵略日本軍は揚子江方面へその足を伸ばしていった。
日本軍は当時の首都南京を占領し、まもなく流血を求める征服へ(soon conquest was followed by bloodlust)突き進む。日本軍は南京の数区画内に収容された100,000人から300,000人の民間人を大量殺戮した。

 
 続いて、“Chung: The real healing begins for mother of Iris Chang”(チャン:アイリス・チャンの母への本当の癒しが始まる)と見出しが付いたアメリカのMercury News紙は、今年は南京大虐殺の70周年記念であるとして「南京事件」を以下のように定義している。以下拙訳。

 南京大虐殺とは1937年〜38年の冬に当時の首都南京の民間人に対する暴徒化した日本兵(rampaging Japanese soldiers)による強姦、手足などの切断(dismemberment)、無差別殺人(indiscriminate killing)などで 8週間にわたって南京を血の海にした事件である。

 なんたる言いぐさだろう。また、同紙は、ドキュメンタリー映画「南京」が、サンダンス映画祭にて今週公開される(された?)こと、今月スタンフォード大学内のフーバー研究所にアイリス・チャン像が寄贈されたこと、アイリス・チャン・メモリアルエッセイコンテストなるものの初代優勝者が決定したこと、カナダの映画会社がアイリス・チャン物語「忘れられない女性」(The Woman Who Couldn't Forget)なる映画制作に着手していること(!)を記事にしている。アメリカやカナダのメディアの南京事件に対する認識はいまだに中国のそれとなんら変わりのないものであることがわかった。
 アイリス・チャン像が寄贈されたスタンフォード大学には当然世界各国からたくさんの学生が留学しているはずだ。2004年の時点で、中国人のスタンフォード大学への留学生総数は409人で、全留学生の中で1位だそうである。現在何人の中国人留学生がいるのかは不明だが、アイリス・チャン像の寄贈をうけて彼らがねつ造された中国側の主張を口コミで広げていくことは明らかである。その時日本からの留学生はどういう行動に出るのか。日本人留学生がアメリカ人のクラスメートと一緒に像の前を通りかかったとする。果たして日本人として汚名を晴らすべく弁明できるデビルマン学生(日本人としての誇りを持って英語という武器を操る学生)は何人いるのか。正しい歴史認識とそれを説明する英語力。そう考えたとき、まことに残念ながらほとんど期待はできないだろう。


        娘アイリスの像をなでる母ユンユン・チャン
娘アイリスの像をなでる母ユンユン・チャン

2007.02.21 Wednesday 02:34 | comments(4) | trackbacks(0) | 憂國・教育 | 

スポンサーサイト

2008.02.25 Monday 02:34 | - | - | - | 
ふみこ (2007/03/02 12:39 AM)
こんばんは。
中国の数々の反日記念館に対しても許しがたいことと思っていましたが、民主主義の国アメリカのしかも名門大学に「アイリス・チャン像」が飾られる
なんて、本当に看過できません。
日本の外務省やマスコミは決死の思いで、抗議や反論をして欲しいと思います。
カルマ (2007/03/02 1:27 AM)
 ふみこ様。コメントありがとうございました。アメリカの書店では中国人が英語で書いたいわゆる南京事件などに関する本がけっこう売られているそうですが、それに対抗するような日本の主張が書かれた本は一切出ていないのです。それを考えると、アメリカ人が中国側が主張するような認識を持ってしまうのも無理はないのかもしれません。おっしゃるとおり、外務省やマスコミをはじめ、日本人はもっと義憤を訴え、主張するべきなのだと思います。
日比野 (2007/05/06 2:29 PM)
こんにちは。

CHINAの最大の武器は、核でもなく、経済でもなくて、人口そのものかと思ってます。

CHINAの共産化ロビー活動勢力が人口を武器にして世界各地に散っています。
実は民主主義国家の方がCHINAの共産化攻撃を受けている。

まずは国内のCHINAロビーをなんとかしなくてはならないと思います。
カルマ (2007/05/06 9:48 PM)
日比野様。
コメントありがとうございます。なるほどあれだけの人口の国民が本気になってロビー活動をしたら、と考えるとぞっとしますね。しかもその勢力が世界に広がりつつある。何とかしなくては、と思います。